【世帯年収1500万以上】読書量が平均より18%高い

ひで汰

2021年05月23日 22:59



読書量が多いと年収も上がるのか、気になるところです。





今回、一つの調査結果(2009年)をもとに、紐解いてみたいと思います。


目次


  1. 1ヶ月の読書量と年収の関係


  2. 解釈:年収が高い人は新しい情報を多く取り入れている


  3. 読書量は年収を上げるための一つの手段


  4. まとめ





1ヶ月の読書量と年収の関係





調査:1ヶ月間に読む本の平均冊数と世帯年収の関係
引用元:現代人の読書実態調査(https://www.jpic.or.jp/press/docs/2009JPIC_research_R.pdf),財団法人 出版文化産業振興財団,2009
全国の中学生・高校生1239 人と、成人1550 人を対象に実施


〇本を読む割合

世帯年収が高いほど読書量は多い傾向

1カ月に最低3冊以上本を読むのは、世帯年収1500万以上の人が最も多い(40.5%)と報告されています。

逆に最も少ないのは300~500万未満(22.6%)という結果となっています。




〇本を読まない割合

一カ月に0冊と回答した人が一番少ないのは、世帯年収1500万以上(9.5%)でした。


逆に、0冊の回答が多かったのは300~500万未満(28.8%)という結果になっています。


〇傾向として

世帯年収が高いほど読書量が多い傾向が伺えます。




〇注意点

読書量が増えれば年収が高くなるわけではありません。


読書量と年収の関係で「読書量が増えれば年収が上がる」「正の相関がある」「読書をすればするほど収入があがる」と報告する他サイトが多々みられますが、過大解釈となっています。
※この場合、相関関係ではなく回帰分析(因果)となります。


“年収の違いで本を読む量に違いがあります”っていうところまでです。
→煮え切らないですが、統計学は厳しいです。


解釈:年収が高い人は新しい情報を多く取り入れている





年収が高い人がたくさん本を読むのではなく、

可能性として、

年収が高い人は、新しい教養や情報を多く取り入れたいから、たくさんの本を読むということも考えられます。




読書量は年収を上げるための一つの手段





つまり、“年収の多い・少ないは、読書量で決まる” のではなく、


年収は、要因1(環境)+要因2(教養)+要因3(金銭的余裕)+要因4(読書量)…


色々な要素で決まります。


年収を上げる要因は、たくあんあります。


読書はその中の一つです。


読書する価値は、

言葉の裏側、本質が見えてくると考えています。


ロジカル・理論的にものごとを捉え、目に見えないものを創造する力が養われるので、偽物に引っかかりにくくなります。


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まとめ






・“読書量が多いと年収(または世帯年収)が高い”は傾向にあるだけ。
・本をたくさん読めば年収が上がるわけではないが、年収が高い人は本をたくさん読んでいる。
・平均年収を上げる可能性はある。


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【 ブログを書いている人 】
はいた~い、意識レベルラボを運営している“ひで汰”です。
このブログは、沖縄出身の読書好きな医療人が書いています。日常的に論文や本を読んでいます。
資格:理学療法士および協会指定の認定理学療法士(全体の7%)、介護支援専門員(ケアマネ)


プロフィール:35才(8才のエルサ、1才の食いしん坊かいじゅうの親です)。モットーは「見聞を広める」こと。
実績と挫折:〈年間100冊読書家は波乱万丈でも楽しめる:1日30~70万のビジネスチャンスを捨て沖縄から県外へ
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