「我、意志する」
哲学者ニーチェのツァラトゥストラより
「私は、私の意志に従う」というニュアンスです。
本来の自分を表現するということかもしれませんね。
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ライオンと竜の闘い(ストーリー)
砂漠を一列に連なって歩くラクダの一団がいました。
ラクダは重い荷物を背負いながら重たい足を引きずり、ノロノロと歩いています。
仕事、仕事、仕事。
飯を食うための仕事。
時には休憩もなく、残業も夜まで続く。
幾日も歩き、働き続けたラクダは身も心もクタクタです。
すでに何百キロ、何千キロも歩いていました。
その中の一頭のラクダは、強靭な心を身に着けていました。
一頭のラクダは、ふと立ち止まり重い荷を下ろしこう言います。
「なぜ、
こんなことをしているのだろうか?」
「いつまで虐げられ、
重い荷を運び砂漠を歩けば良いのだろうか?」
鞭を打たれ続けたラクダはこれまでを思い返します。
もっと効率良く、
もっと主のために、
もっとロボットのように、
歯向かわない奴隷のように、
従順なラクダであれ。
何一つ変わらない安心と安全を与えてやる。
これ以上の幸福はない。
「…そんなのバカげてる!!」
「水のない砂漠で、足が砂に埋もれ不安定なこの世で、何が生涯を保証してやるだ!?」
これまでの生き方に疑問を感じた刹那。
すでにラクダの面影はなくライオンへと変貌を遂げていました。
変化をいち早く察知したのは、何億人といるラクダの主である竜です。
竜は、大きな翼を広げ、口から黒煙を吐き、向こうの空から風のごとく飛んでやってきました。
そして、さとすように「汝は、従うしかない」と言います。
「お前は、主に従うべきだ。」
さらに、竜はライオンの頭上を旋回しながら、今度は催促するように言います。
「さぁ、荷物を背負い歩け。どんなに苦しくとも、それが習わしだ!!
私が絶対なのだ!!」
「誰もがこういうであろう、『常識には逆らうな』と。」
竜のウロコの一枚一枚には、社会のルールや暗黙の了解、「富と名声と成功はなんたるものなのか」がびっしりと書かれています。
そして、すべてのウロコには「お前は主に従わなければならない」と書かれています。
生まれたてのライオンの心は弱々しく言います。
「そんなのウソだ。」
さらに、竜は脅迫し追い打ちをかけるようにライオンにこう言い放ちました。
「私が敷いたレールの上をただ歩けば良い。
すべては決まったことだ。
お前は考えず、質問せず、ただ従っているだけでいい。
みんな、我慢して働いている。
つべこべ言わずにお前もやるがよい。」
「そうすれば、安全と安心を約束しよう。」
しかし、ライオンはこれまでに培った強靭なラクダの精神を身につけていたためまったく動じませんでした。
「もう、自分を犠牲にすることに飽き飽きした。
これからは自分の人生は自分で決めることにするよ。」
ライオンは竜に向かって声高々に吠えました。
「もう関わらないでくれ!!」
「お前の敷いたレールには従はない。私の行動を決めるのは、私だけだ!!」
それから、ライオンはただ独りで渇いた砂漠を走り心の声を叫び続けました。
以上が、ライオンと竜とのやり取りです。
「ツァラトゥストラはかく語り」からの内容をストーリーとして盛り込んでおります。ご了承くださいませ。
ライオンの行く末を知るのは、あなた自身です。
意識レベルの数値から「3つの精神」がわかる
ニーチェは精神の成長段階をラクダの精神、ライオンの精神、幼子(おさなご)の精神と表現しています。
この精神の表れは、世界に対する「自分の生き方」を表現しています。
ラクダの精神は、耐えることが美学・道徳的と感じる心を持っています。
ライオンの精神は、堅苦しい常識に異を唱え、自由を目指す心を持ち始めます。
幼子の精神は、すべてが「ただ在る」と感じる自由の中に生きています。
意識レベルとニーチェの3つの精神を考察していて、
意識レベル600の特徴とライオンの精神には共通点があることに気づきました。
共通するひとつの理由は、
覚醒し何かに気づいた人は価値観が変わるという特徴があります。
既存のルールを破ることへの恐れがなくなります。
そして、
自分の人生を自分で選んで行きます。
もう一つの共通点は、
この大きな変化を迎えたときに
「むなしさ」がどちらにも感じられることだと考えます。
意識レベル600の覚醒とそれよりも下の非覚醒に
大きな価値観の変化があります。
同じように、ラクダとライオンの間にも
大きな隔たりがあると感じました。
ライオンの精神は意識レベル600
・権威/権力に負けないよう努める
・なにものにも縛られたくない
・自由を目指し、自分の道を貫く
・価値や評価の逆転の試み
・既成概念と戦う精神
・否定できる意志
ニーチェは、権力や社会、悪しき文化、親などの頭ごなしに行動を指示してくる態度を竜(ドラゴン)に例えています。
ライオンと竜の闘争のストーリーからライオンの精神を紐解いていきます。
竜とは何か?誰かが作った当たり前
竜は、実体のない誰かが作った一般常識であり「当たり前」です。
または、集合自我(エゴ)、共通認識、暗黙の了解など様々です。
その中には権力や権威などやカースト制度なども含まれています。
ラクダの精神には、自分の生き方に基準がないため、心の支えとして竜の教える「ここを目標にすると良いよ」というのが一つの指針となっています。
ただし「誰もがこう考えるだろう」という一般常識は物質的な世界や損得を中心として作られています。
ラクダにとっては竜が生きる指針であり心の支えとなっています。社会のために自分を犠牲にできる人が優良者(褒めたたえられるべき人)となります。
つまり、全体主義であり、全体が良ければそれで良いという考えになります。極端にいうと個人の人生は後回しになってしまう状態かもしれませんね。
ライオンの精神は竜を否定することが課せられています。
心の自由・自立を獲得するために否定する段階です。子育てにおける思春期と同じようなものかもしれませんね。
竜のウロコに書かれている「汝、成すべし」はウラを返せば、あれしろ・これしろ・しなければならないという意味をもっています。
な:ならない
す:するな
べ:べき
し:しろ
※勝手に頭文字にさせていただきました。
すべてが命令 であり、考える余地さえ与えられず行動を催促します。
竜のうろこ、
一枚一枚に書かれている『汝、成すべし』は、
私たちが生きている
世界の中で『縛るルール』として無数にあることを表現しています。
一つ一つに抵抗し自由になる道がライオンに課せられた課題です。
ライオンの精神は、
これまでに社会・家庭・コミュニティの中で作られた古い考え(個人を縛るしきたりやルール)を否定し乗り越える段階です。
それは、
意識レベルでいうと価値観の変化が前面にでてくる意識レベル600台となっています。
誰かの手によって作られたきらびやかな世界を否定し、新しい自分だけの世界を作るための第一歩となります。
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ライオンの精神や、
ライオンよりも上の精神(幼子の心)について、
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自分の心を知ることって怖いですよね。
わかります。
これまでのことが、採点されるような気分です。
これから長く続く人生の中で、今が最も若い瞬間です。
若い瞬間のうちに、早めに自分を知って、
さらに有意義な人生を生み出せば良いのではないでしょうか?
自分の【意識レベルを知りたい】
▽▽▽意識レベルをもっと知りたい!!▽▽▽