2021年05月25日18:58
本好きな私でも、『こんなに本を読んで意味があるのだろうか』と思うことがあります。
『3年後の未来は、今読んでいる本で作られる』といわれているけど、本当にそうなのか。
ただ時間を費やして、意味がなかったら…
読んだ先には何が見えるのか?
そんな個人的な疑問を
10年以上、年100冊読んでみて実感した効果と
研究者の論文から読書の効果について照らし合わせて考えてみました。
このブログは、沖縄出身の読書好きな医療人が書いています。日常的に論文や本を読んでいます。
資格:理学療法士および協会指定の認定理学療法士(全体の7%)、介護支援専門員(ケアマネ)
プロフィール:35才(8才のエルサ、1才の食いしん坊かいじゅうの親です)。モットーは「見聞を広める」こと。
実績と挫折:〈年間100冊読書家は波乱万丈でも楽しめる:1日30~70万のビジネスチャンスを捨て沖縄から県外へ〉
私の意識レベル:「パワーかフォースか」の意識レベルを測定してみた
概要
①読書をして得られた7つのスキル
②研究データから実証された効果(世界的にも報告される読書効果)
をピックアップしました。
結論からいいますと、読書は能力の向上に『効果がある』、読んだ本に合わせて人生も左右されるということです。
一部の効果は本一冊読んだだけで出ることがわかりました。
目次
《読書は人生の可能性を広げる起爆剤》
人生が変わる。ただし、読書の効果を実感するには遅い。
3年後の未来は今読んでいる本で変わると言われています。
本には、 “人生に影響を与える本”と“そうでない本”があります。
“人生に影響を与える本”は、すぐにでも人生が変わります。
そういった本を読み続けているとモチベーションが維持されて行動に移しやすいということがあります。
見城氏(幻冬舎代表取締役社長)の言葉を借りるなら
読書により得られた架空の人生経験から、好きな人生を選んで進むこともできます。
現実はつらいことも多いですが、本の世界から生きるヒントを得ることができます。
記事:リンク↓↓
年間100冊読んだ人生は1日30~70万のビジネスチャンスを捨て沖縄から県外へ(プロフィール)
《具体的に何が変わるのか?》
〇一次的な効果は、視点や考え方が広がる・変わると考えます。
小説だと登場人物に感情移入すること、処世術(人生論)の本によって人生の捉え方が変わってきます。
〇二次的に、考え方が変化して習慣や生活スタイルも変わります。
結果として、人生が変わります。
《注意:本によって直接的に人生が変わるわけでない》
ただし、本を読んでいるだけでは人生は変わらず、
読書によって考え方を変える→行動変える→習慣を変えるというように“行動を継続”していくことが大事だと考えます。
結果的に、3年後には大きく人生が変わっている事に気付きます。
見城氏は「実践しなければ読書ではない」とも述べています。
強烈な言葉ですが、読書を血肉にするためには「実践」することが重要です。
《視点や考え方を広げるためにどうすれば良いか?》
・新しい分野の本を読んでみる
・同じ分野でも、真逆の意見の本を読んでみる(哲学⇔スピ⇔ビジネス書、小説⇔ニュース、対極の分野)
・一冊ごとに本を読む目的を明確にする
・社会のニーズを取り入れた本やベストセラー、ロングセラーの本を読んでみる。
・名著・古典を読んでみる。
古典は難しいですが、狙った古典の入門書から入って多読してから、読むと理解が進みます。
もちろん、偏見ない状態の初見で古典を読むのもありだと思います。
読書をして効果があったと実感したこと(7選)
1.本質を見抜く力
2.多面的な考え
3.読解力
4.理論的(ロジカル)な考え
5.分析力/考察力
6.アウトプット力
7.あらゆる可能性を考えるため非断定的な考え(非2元性)
7選を表にまとめました。各項目に対して説明文と実際にどのようなことが挙げられるのかを記載していますのでご参照ください。
研究者による研究データから実証された効果(世界的にも報告される読書効果)
※研究論文を複数まとめた研究のためエビデンス(科学的根拠)レベルが高くなっています。⇒科学的に信頼性が高いということです。
※ちなみに、引用の研究者名は名字呼び捨てが基本となっていますので気分を害さないでくださいね。
《多読の効果が出る語数は2500語》
意外にも、早い段階で多読の効果が出ます。
効果小が、2,500語
効果中は、25,000語
効果大は、100,000~500,000語
となっています。
1冊の語数の目安として、
不思議の国のアリス192ページ(Amazon)で約2,500語
ハリーポッター1巻464ページ(Amazon)で約70,000語
となっています。
多読の効果大が得られるのは厚めの本1.5冊以上からなっており、読めば読むほど確実性となってくると考えます。
《最も効果が出たのは語彙力UP》
研究で実証された多読の効果
多読が何に効果があるのかと言いますと、
読書速度
読解力
語彙力
文法
その他
となっています。
特に、この中でも語彙力(語彙認識力)の増加に効果的であるとされていました。
《どのくらいで効果が出るのか?》
次に、どのくらいの研究期間(読書ペース)で行ったのかと云いますと…
研究では長いもので1年半のゆっくりとした読書ペース(1日15分程度等)、また短期集中では5週間で1日4~6時間を多読に費やして効果が出るという報告もあります。
注意点として、単に実施期間が長い短いだけでなく、その期間にどれくらいの量をどれくらい集中して読んでいるかがキーポイントになりそうですね。
以上が研究から読み取った“多読の効果”です。
私の経験と照らし合わせると、
学生時代は成績が底辺でした。
国家試験対策期間中に読書の面白さを知って、勉強以外の時間はほとんど読書をしていました。
本を読む習慣は、言語力や読解力(文章問題にも対応)が発達し、結果的に学力が上がるとされています。
その頃から読書を始めたのですが、成績がみるみる上がり卒業試験は1位になりました。
試験勉強でもランナーズハイのような感覚になり、普段よりも倍以上の集中力が発揮できました。
記事:リンク↓↓
読書は能力開発になる(学力底辺から卒試1位)
これまで、多読の効果について説明してきました。
しかし、多読の難しさとして「そんなにたくさん本を読めない」よという理由も現実的な話です。
1冊読破するまでのハードルが高いことも理由になるかもしれません。また、読み方を習うと実は読む速さが上がるかもしれません。
多忙な日々に本を読む時間がないかもしれません。
そんな悩みの解消として記事をまとめています。
〇本を読むのが「遅い人」でも知れば速くなる
〇【読書が習慣になる】読破しない読書
〇時間がない時に本を読むコツ(計画的な読書)
まとめ
・本を読むことで複数の効果(能力が開発される)があり、
複数の効果によって人生という結果が変わる。
・多読による効果は世界的にも研究で実証されている。
・学業においても実際に成績が上がった。
最後まで読んでいただき有り難うございました。
読書しましょう!!
面白かった、勉強になったと思われた方は“ブックマーク”してまた見に来てくださいませ。
《参考書籍》
《関連記事》
【世帯年収1500万以上】平均よりも読書量が18%多い
→本を読んでも必ず年収が上がるわけではない
→読書で何が得られるのか?
【成功を目指す20代】に読んで欲しい本 7選
→21歳から本をむさぼる様に読んでいますが、その中でも人生を変えた7冊の本を選びました。一読すれば、人生の何かが変わります。
【読書方法】ハウツー7選 まとめ
→読書を効果的にする方法をまとめました
〈年間100冊読書家の波乱万丈プロフィール:1日30~70万のビジネスチャンスを捨て沖縄から県外へ〉
年間100冊読書の感想と【研究実証された効果】
カテゴリー │読書の意義
更新:2021/11/03
本好きな私でも、『こんなに本を読んで意味があるのだろうか』と思うことがあります。
『3年後の未来は、今読んでいる本で作られる』といわれているけど、本当にそうなのか。
ただ時間を費やして、意味がなかったら…
読んだ先には何が見えるのか?
そんな個人的な疑問を
10年以上、年100冊読んでみて実感した効果と
研究者の論文から読書の効果について照らし合わせて考えてみました。
【 ブログを書いている人 】
はいた~い、意識レベルラボを運営している“ひで汰”です。このブログは、沖縄出身の読書好きな医療人が書いています。日常的に論文や本を読んでいます。
資格:理学療法士および協会指定の認定理学療法士(全体の7%)、介護支援専門員(ケアマネ)
プロフィール:35才(8才のエルサ、1才の食いしん坊かいじゅうの親です)。モットーは「見聞を広める」こと。
実績と挫折:〈年間100冊読書家は波乱万丈でも楽しめる:1日30~70万のビジネスチャンスを捨て沖縄から県外へ〉
私の意識レベル:「パワーかフォースか」の意識レベルを測定してみた
概要
①読書をして得られた7つのスキル
②研究データから実証された効果(世界的にも報告される読書効果)
をピックアップしました。
結論からいいますと、読書は能力の向上に『効果がある』、読んだ本に合わせて人生も左右されるということです。
一部の効果は本一冊読んだだけで出ることがわかりました。
目次
- 3年後の未来は今読んでいる本で作られる 読書は人生の可能性を広げる起爆剤
- 読書で得られたスキル 読書して効果があったと実感したこと(7選)
- 読書の効果が出る目安は厚めの本1.5冊以上から(世界的にも報告あり) 多読の効果が出る語数は2500語
- 研究により実証された多読の効果とは 最も効果が出たのは語彙力UP
- 多読人生と研究を照らし合わせる
- 多読のためのコツ(時間、習慣、意識)
- まとめ
具体的に何が変わるのか?
本によって直接的に人生が変わるわけでない
視点や考え方を広げるためにどうすれば良いか?
どのくらいで効果が出るのか?
3年後の未来は今読んでいる本で作られる
《読書は人生の可能性を広げる起爆剤》
人生が変わる。ただし、読書の効果を実感するには遅い。
3年後の未来は今読んでいる本で変わると言われています。
本には、 “人生に影響を与える本”と“そうでない本”があります。
“人生に影響を与える本”は、すぐにでも人生が変わります。
そういった本を読み続けているとモチベーションが維持されて行動に移しやすいということがあります。
見城氏(幻冬舎代表取締役社長)の言葉を借りるなら
人間は一つの人生しか生きられないが、読書をすれば無数の人生を体験できる。
引用:読書という荒野,p50
読書により得られた架空の人生経験から、好きな人生を選んで進むこともできます。
【 あわせ読み 】
概要:波乱万丈でも『死ななければ、すべてかすり傷』。現実はつらいことも多いですが、本の世界から生きるヒントを得ることができます。
記事:リンク↓↓
年間100冊読んだ人生は1日30~70万のビジネスチャンスを捨て沖縄から県外へ(プロフィール)
《具体的に何が変わるのか?》
〇一次的な効果は、視点や考え方が広がる・変わると考えます。
小説だと登場人物に感情移入すること、処世術(人生論)の本によって人生の捉え方が変わってきます。
〇二次的に、考え方が変化して習慣や生活スタイルも変わります。
結果として、人生が変わります。
《注意:本によって直接的に人生が変わるわけでない》
ただし、本を読んでいるだけでは人生は変わらず、
読書によって考え方を変える→行動変える→習慣を変えるというように“行動を継続”していくことが大事だと考えます。
結果的に、3年後には大きく人生が変わっている事に気付きます。
見城氏は「実践しなければ読書ではない」とも述べています。
強烈な言葉ですが、読書を血肉にするためには「実践」することが重要です。
《視点や考え方を広げるためにどうすれば良いか?》
・新しい分野の本を読んでみる
・同じ分野でも、真逆の意見の本を読んでみる(哲学⇔スピ⇔ビジネス書、小説⇔ニュース、対極の分野)
・一冊ごとに本を読む目的を明確にする
・社会のニーズを取り入れた本やベストセラー、ロングセラーの本を読んでみる。
・名著・古典を読んでみる。
古典は難しいですが、狙った古典の入門書から入って多読してから、読むと理解が進みます。
もちろん、偏見ない状態の初見で古典を読むのもありだと思います。
読書で得られたスキル
読書をして効果があったと実感したこと(7選)
1.本質を見抜く力
2.多面的な考え
3.読解力
4.理論的(ロジカル)な考え
5.分析力/考察力
6.アウトプット力
7.あらゆる可能性を考えるため非断定的な考え(非2元性)
7選を表にまとめました。各項目に対して説明文と実際にどのようなことが挙げられるのかを記載していますのでご参照ください。
読書の効果が出る目安は厚めの本1.5冊以上から(世界的にも報告)
研究者による研究データから実証された効果(世界的にも報告される読書効果)
吉井が2016年に諸外国の複数の研究論文まとめた結果、多読の効果は読んだ本の語数によって変化するとの報告があります。
引用:多読の効果と読書量との関係に関する一考察より
※研究論文を複数まとめた研究のためエビデンス(科学的根拠)レベルが高くなっています。⇒科学的に信頼性が高いということです。
※ちなみに、引用の研究者名は名字呼び捨てが基本となっていますので気分を害さないでくださいね。
《多読の効果が出る語数は2500語》
意外にも、早い段階で多読の効果が出ます。
効果小が、2,500語
効果中は、25,000語
効果大は、100,000~500,000語
となっています。
1冊の語数の目安として、
不思議の国のアリス192ページ(Amazon)で約2,500語
ハリーポッター1巻464ページ(Amazon)で約70,000語
となっています。
多読の効果大が得られるのは厚めの本1.5冊以上からなっており、読めば読むほど確実性となってくると考えます。
研究により実証された多読の効果とは
《最も効果が出たのは語彙力UP》
研究で実証された多読の効果
多読が何に効果があるのかと言いますと、
読書速度
読解力
語彙力
文法
その他
となっています。
特に、この中でも語彙力(語彙認識力)の増加に効果的であるとされていました。
《どのくらいで効果が出るのか?》
次に、どのくらいの研究期間(読書ペース)で行ったのかと云いますと…
研究では長いもので1年半のゆっくりとした読書ペース(1日15分程度等)、また短期集中では5週間で1日4~6時間を多読に費やして効果が出るという報告もあります。
注意点として、単に実施期間が長い短いだけでなく、その期間にどれくらいの量をどれくらい集中して読んでいるかがキーポイントになりそうですね。
以上が研究から読み取った“多読の効果”です。
多読人生と研究を照らし合わせる
私の経験と照らし合わせると、
学生時代は成績が底辺でした。
国家試験対策期間中に読書の面白さを知って、勉強以外の時間はほとんど読書をしていました。
本を読む習慣は、言語力や読解力(文章問題にも対応)が発達し、結果的に学力が上がるとされています。
その頃から読書を始めたのですが、成績がみるみる上がり卒業試験は1位になりました。
【 あわせ読み 】
概要:一つの行為、読書に没頭することは集中力や忍耐力などが養われます。試験勉強でもランナーズハイのような感覚になり、普段よりも倍以上の集中力が発揮できました。
記事:リンク↓↓
読書は能力開発になる(学力底辺から卒試1位)
多読のためのコツ(時間、習慣、意識)
これまで、多読の効果について説明してきました。
しかし、多読の難しさとして「そんなにたくさん本を読めない」よという理由も現実的な話です。
1冊読破するまでのハードルが高いことも理由になるかもしれません。また、読み方を習うと実は読む速さが上がるかもしれません。
多忙な日々に本を読む時間がないかもしれません。
そんな悩みの解消として記事をまとめています。
〇本を読むのが「遅い人」でも知れば速くなる
〇【読書が習慣になる】読破しない読書
〇時間がない時に本を読むコツ(計画的な読書)
まとめ
まとめ
・本を読むことで複数の効果(能力が開発される)があり、
複数の効果によって人生という結果が変わる。
・多読による効果は世界的にも研究で実証されている。
・学業においても実際に成績が上がった。
最後まで読んでいただき有り難うございました。
読書しましょう!!
面白かった、勉強になったと思われた方は“ブックマーク”してまた見に来てくださいませ。
《参考書籍》
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年間100冊読んだ人生は波乱万丈でも楽しめる:1日30~70万のビジネスチャンスを捨て県外へ(プロフィール)
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