2021年05月23日22:59
読書量が多いと年収も上がるのか、気になるところです。
今回、一つの調査結果(2009年)をもとに、紐解いてみたいと思います。
調査:1ヶ月間に読む本の平均冊数と世帯年収の関係
引用元:現代人の読書実態調査(https://www.jpic.or.jp/press/docs/2009JPIC_research_R.pdf),財団法人 出版文化産業振興財団,2009
全国の中学生・高校生1239 人と、成人1550 人を対象に実施
〇本を読む割合
世帯年収が高いほど読書量は多い傾向
1カ月に最低3冊以上本を読むのは、世帯年収1500万以上の人が最も多い(40.5%)と報告されています。
逆に最も少ないのは300~500万未満(22.6%)という結果となっています。
〇本を読まない割合
一カ月に0冊と回答した人が一番少ないのは、世帯年収1500万以上(9.5%)でした。
逆に、0冊の回答が多かったのは300~500万未満(28.8%)という結果になっています。
〇傾向として
世帯年収が高いほど読書量が多い傾向が伺えます。
〇注意点
読書量が増えれば年収が高くなるわけではありません。
読書量と年収の関係で「読書量が増えれば年収が上がる」「正の相関がある」「読書をすればするほど収入があがる」と報告する他サイトが多々みられますが、過大解釈となっています。
※この場合、相関関係ではなく回帰分析(因果)となります。
“年収の違いで本を読む量に違いがあります”っていうところまでです。
→煮え切らないですが、統計学は厳しいです。
年収が高い人がたくさん本を読むのではなく、
可能性として、
年収が高い人は、新しい教養や情報を多く取り入れたいから、たくさんの本を読むということも考えられます。
つまり、“年収の多い・少ないは、読書量で決まる” のではなく、
年収は、要因1(環境)+要因2(教養)+要因3(金銭的余裕)+要因4(読書量)…、
色々な要素で決まります。
年収を上げる要因は、たくあんあります。
読書はその中の一つです。
読書する価値は、
言葉の裏側、本質が見えてくると考えています。
ロジカル・理論的にものごとを捉え、目に見えないものを創造する力が養われるので、偽物に引っかかりにくくなります。
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読書が最高の自己投資になる理由(お金・スキル・ビジネス創造)と安価な理由
【読書のリターン年収】コストの7~14倍
・“読書量が多いと年収(または世帯年収)が高い”は傾向にあるだけ。
・本をたくさん読めば年収が上がるわけではないが、年収が高い人は本をたくさん読んでいる。
・平均年収を上げる可能性はある。
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お金と時間がなくても読書する方法
このブログは、沖縄出身の読書好きな医療人が書いています。日常的に論文や本を読んでいます。
資格:理学療法士および協会指定の認定理学療法士(全体の7%)、介護支援専門員(ケアマネ)
プロフィール:35才(8才のエルサ、1才の食いしん坊かいじゅうの親です)。モットーは「見聞を広める」こと。
実績と挫折:〈年間100冊読書家は波乱万丈でも楽しめる:1日30~70万のビジネスチャンスを捨て沖縄から県外へ〉
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【世帯年収1500万以上】読書量が平均より18%高い
カテゴリー │読書の意義
読書量が多いと年収も上がるのか、気になるところです。
今回、一つの調査結果(2009年)をもとに、紐解いてみたいと思います。
1ヶ月の読書量と年収の関係
調査:1ヶ月間に読む本の平均冊数と世帯年収の関係
引用元:現代人の読書実態調査(https://www.jpic.or.jp/press/docs/2009JPIC_research_R.pdf),財団法人 出版文化産業振興財団,2009
全国の中学生・高校生1239 人と、成人1550 人を対象に実施
〇本を読む割合
世帯年収が高いほど読書量は多い傾向
1カ月に最低3冊以上本を読むのは、世帯年収1500万以上の人が最も多い(40.5%)と報告されています。
逆に最も少ないのは300~500万未満(22.6%)という結果となっています。
〇本を読まない割合
一カ月に0冊と回答した人が一番少ないのは、世帯年収1500万以上(9.5%)でした。
逆に、0冊の回答が多かったのは300~500万未満(28.8%)という結果になっています。
〇傾向として
世帯年収が高いほど読書量が多い傾向が伺えます。
〇注意点
読書量が増えれば年収が高くなるわけではありません。
読書量と年収の関係で「読書量が増えれば年収が上がる」「正の相関がある」「読書をすればするほど収入があがる」と報告する他サイトが多々みられますが、過大解釈となっています。
※この場合、相関関係ではなく回帰分析(因果)となります。
“年収の違いで本を読む量に違いがあります”っていうところまでです。
→煮え切らないですが、統計学は厳しいです。
解釈:年収が高い人は新しい情報を多く取り入れている
年収が高い人がたくさん本を読むのではなく、
可能性として、
年収が高い人は、新しい教養や情報を多く取り入れたいから、たくさんの本を読むということも考えられます。
読書量は年収を上げるための一つの手段
つまり、“年収の多い・少ないは、読書量で決まる” のではなく、
年収は、要因1(環境)+要因2(教養)+要因3(金銭的余裕)+要因4(読書量)…、
色々な要素で決まります。
年収を上げる要因は、たくあんあります。
読書はその中の一つです。
読書する価値は、
言葉の裏側、本質が見えてくると考えています。
ロジカル・理論的にものごとを捉え、目に見えないものを創造する力が養われるので、偽物に引っかかりにくくなります。
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読書が最高の自己投資になる理由(お金・スキル・ビジネス創造)と安価な理由
【読書のリターン年収】コストの7~14倍
まとめ
・“読書量が多いと年収(または世帯年収)が高い”は傾向にあるだけ。
・本をたくさん読めば年収が上がるわけではないが、年収が高い人は本をたくさん読んでいる。
・平均年収を上げる可能性はある。
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お金と時間がなくても読書する方法
【 ブログを書いている人 】
はいた~い、意識レベルラボを運営している“ひで汰”です。このブログは、沖縄出身の読書好きな医療人が書いています。日常的に論文や本を読んでいます。
資格:理学療法士および協会指定の認定理学療法士(全体の7%)、介護支援専門員(ケアマネ)
プロフィール:35才(8才のエルサ、1才の食いしん坊かいじゅうの親です)。モットーは「見聞を広める」こと。
実績と挫折:〈年間100冊読書家は波乱万丈でも楽しめる:1日30~70万のビジネスチャンスを捨て沖縄から県外へ〉
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