2021年10月17日22:16

やりたいことをやるだけが『自己実現』なのか?
やりたいことをやれば『自己実現』なのか?
言葉を言い換えてみます。
やりたいことをやれば『後悔』しないのか?
やりたいことをやれば『幸福』なのか?
表面的な『やりたいこと』をやるでは、きっと人生に悔いが残る。
じゃぁ、本当の自己実現て何?
やりたいことは何?
どうすれば自己実現になるのか?
・成長し続ける
・人生の幅が広がり深くなる
・有意義な人生(死ぬ間際に後悔が無い)
《結論》
・一般的に云われている『自己実現』では物理的な成功までしか手に入れられない
・本質的な『自己実現』は物理的な成功欲求とは異なる
・『自己実現』は過程である
初めまして。
ひで汰こと“Hideyoshi”と申します。
こちらの記事『【自己実現の落とし穴】マインド系セミナーより実践心理学』をあわせて読むと『自己実現』への理解が進みます。

ビジネスやスピリチュアル界隈では『自己実現』や『引き寄せの法則』などの言葉が飛び交っています。
その中身は『願いを叶える』という部分に重きを置いています。
言い換えると『願望を実現する』です。
多くは物理的な成功(金銭、名声、物欲)が多いのではないでしょうか。
幸せを掴む、社会の為と云いつつ…
望んでいる幸せではなく精神的苦しさやストレスも変わらない。
私の経験から通して『願望を実現する』ことと、
マズローが唱える本質的な『自己実現』とはどう違うのかを説明していきたいと思います。

私は、2012年から2015年まで本業の傍らセミナー企画活動を主宰。
スタッフは私を含めて2人で、その他に協力して頂けた方が数名いる程度でした。
本業の研鑽を行いながら、セミナー企画活動として毎月1回セミナーを開催している状況でした。
そのため、ほとんどの休日は講師依頼業務・集客から会場調整、ブログHPの更新など多忙を極めていました。
サイドビジネスを育てて、起業する。
これが私の夢見ていた自己実現(願望の実現)でした。
本心は『有名になる』『見返してやる』『お金持ちになる』ことでした。
多くの人が同じ考えを持ったことがあるのではないでしょうか。
私は、この考えを否定しません。
率直に云いますと、私の行っていたことは、
物理的な成功へは最短かもしれませんが、精神的な成功とは逆行している行為でした。
それを知ったのは、移住し第一線から身を引いた後でした。
これまでの活動の詳細はコチラ→〈年間100冊読書家は波乱万丈でも楽しめる:1日30~70万のビジネスチャンスを捨て沖縄から県外へ〉

〇活動を通して変わったこと
・自信がついた
・人脈が広がった
・経験が豊富になった
・他者の協力、チームの強さを知った
・下積みの重要さを知った(継続性、時間をかける、アイディア・活動を寝かせる)
物理的な成功を望むことに対して否定はしません。
得られるものは変え難いものだからです。

〇変わらなかったこと
・精神的苦しさは変わらなかった
・コンプレックス、承認欲求、顕示欲は変わらない
幸せを掴むことや心の平穏には繋がりませんでした。
理由は、マズローの第4欲求(承認の欲求)を動機に持つ行動であったことが挙げられます。

※承認欲求:他者から承認や賞賛を得ることで満たされる。一時的であるため、満たされなくなるとまた他者から承認を得る必要がある。
自己受容もできず、自己肯定感も高まりませんでした。
物理的な成功では内面的な成功は得られない(人生の課題は解消されない)。
動機には“成長したいから行う”成長動機と
“足りないものを満たすために行う”欠乏動機があります。
私の場合は、足りないものを満たすための欠乏動機でした。
→無名(おちこぼれ)だから有名になりたい。
→お金がないからお金持ちになりたい。
→あいつよりも劣っているから見返してやりたい。
つまり私の動機は私利私欲。
誰もが抱えている普通のことです。
再三いいますが、否定しているわけではなく、それでは心の平穏は得られないということです。
だから、
精神的苦しさから解き放たれること、
コンプレックスを解消すること、
承認欲求・顕示欲から解放されることはなかったのです。
マズローは、足りないものはしっかりと満たすべきと云っています。
足りないのであれば、満たせばいいだけ。
逆に満たさなければ抑圧となり精神的な病になる可能性も示唆しています。
物理的な成功と内面的な成功をあわせ持つことは可能です。
悪いことではありません。
『内面的な成功』を願うのであれば、『物理的な成功』を目指した行動とは違うということです。
自分の本心はどの部分が足りないのか?苦しい(解消したい)のか?に気付く必要があります。

・私の経験を通して、願いを叶える為の『自己実現(願望実現)』は本質的ではなかった
願い自体が『低次の欲求(欠乏動機)』をもとにしていた
・マズローの『自己実現』は自立的である
誰かに満たしてもらう必要がない
物理的な成功を指すのではない
精神(内面)的な成功をいう
・私の経験はマズローの云う『自己実現』とは異なっていた
内面的な成功は遠かった
※マズローが提唱する『自己実現』は難しいので、少しずつ輪郭を説明していきます。

・願いを叶えるための願望実現(低次の場合)では満たされないことがある
・マズローの自己実現(自立的)とは異なる
・物理的な成功だけでなく、内面的にも成功することでより良い人生となるでしょう。
※文中には『成功』という言葉が多数使われていますが、適切でない箇所もあります。
分かりやすくするために『成功』という言葉に統一しています。ご了承くださいますようお願いします。
最後までお読みして頂きありがとうございました。
《参考書籍》
《関連記事》
1.【マズローの欲求】ゼロからプラスへより良い人生
2.【マズローの欲求】心の自立(魂・意識レベルを上げる成長動機)
3.自己実現へ導く高次の知識欲【マズローの欲求】
4.【自己実現の落とし穴】マインド系セミナーより実践心理学
このブログは、沖縄出身の読書好きな医療人が書いています。日常的に論文や本を読んでいます。
資格:理学療法士および協会指定の認定理学療法士(全体の7%)、介護支援専門員(ケアマネ)
プロフィール:35才(8才のエルサ、1才の食いしん坊かいじゅうの親です)。モットーは「見聞を広める」こと。
実績と挫折:〈年間100冊読書家は波乱万丈でも楽しめる:1日30~70万のビジネスチャンスを捨て沖縄から県外へ〉
私の意識レベル:「パワーかフォースか」の意識レベルを測定してみた
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自己実現と願望実現の違い
カテゴリー │『マズローの欲求』ゼロからプラスへ

悔いなく生きるために『マズローの自己実現』を理解する
やりたいことをやるだけが『自己実現』なのか?
やりたいことをやれば『自己実現』なのか?
言葉を言い換えてみます。
やりたいことをやれば『後悔』しないのか?
やりたいことをやれば『幸福』なのか?
表面的な『やりたいこと』をやるでは、きっと人生に悔いが残る。
じゃぁ、本当の自己実現て何?
やりたいことは何?
どうすれば自己実現になるのか?
【 自己実現のpoint 】
《マズローの自己実現を理解するメリット》・成長し続ける
・人生の幅が広がり深くなる
・有意義な人生(死ぬ間際に後悔が無い)
《結論》
・一般的に云われている『自己実現』では物理的な成功までしか手に入れられない
・本質的な『自己実現』は物理的な成功欲求とは異なる
・『自己実現』は過程である
初めまして。
ひで汰こと“Hideyoshi”と申します。
こちらの記事『【自己実現の落とし穴】マインド系セミナーより実践心理学』をあわせて読むと『自己実現』への理解が進みます。
一般的に云われている自己実現とは?

ビジネスやスピリチュアル界隈では『自己実現』や『引き寄せの法則』などの言葉が飛び交っています。
その中身は『願いを叶える』という部分に重きを置いています。
言い換えると『願望を実現する』です。
多くは物理的な成功(金銭、名声、物欲)が多いのではないでしょうか。
幸せを掴む、社会の為と云いつつ…
望んでいる幸せではなく精神的苦しさやストレスも変わらない。
私の経験から通して『願望を実現する』ことと、
マズローが唱える本質的な『自己実現』とはどう違うのかを説明していきたいと思います。
私の事例から考える:夢を叶えるための活動

私は、2012年から2015年まで本業の傍らセミナー企画活動を主宰。
スタッフは私を含めて2人で、その他に協力して頂けた方が数名いる程度でした。
本業の研鑽を行いながら、セミナー企画活動として毎月1回セミナーを開催している状況でした。
そのため、ほとんどの休日は講師依頼業務・集客から会場調整、ブログHPの更新など多忙を極めていました。
サイドビジネスを育てて、起業する。
これが私の夢見ていた自己実現(願望の実現)でした。
本心は『有名になる』『見返してやる』『お金持ちになる』ことでした。
多くの人が同じ考えを持ったことがあるのではないでしょうか。
私は、この考えを否定しません。
率直に云いますと、私の行っていたことは、
物理的な成功へは最短かもしれませんが、精神的な成功とは逆行している行為でした。
それを知ったのは、移住し第一線から身を引いた後でした。
これまでの活動の詳細はコチラ→〈年間100冊読書家は波乱万丈でも楽しめる:1日30~70万のビジネスチャンスを捨て沖縄から県外へ〉
活動を通して変わったこと

〇活動を通して変わったこと
・自信がついた
・人脈が広がった
・経験が豊富になった
・他者の協力、チームの強さを知った
・下積みの重要さを知った(継続性、時間をかける、アイディア・活動を寝かせる)
物理的な成功を望むことに対して否定はしません。
得られるものは変え難いものだからです。
変わらなかったこと

〇変わらなかったこと
・精神的苦しさは変わらなかった
・コンプレックス、承認欲求、顕示欲は変わらない
幸せを掴むことや心の平穏には繋がりませんでした。
理由は、マズローの第4欲求(承認の欲求)を動機に持つ行動であったことが挙げられます。

※承認欲求:他者から承認や賞賛を得ることで満たされる。一時的であるため、満たされなくなるとまた他者から承認を得る必要がある。
自己受容もできず、自己肯定感も高まりませんでした。
物理的な成功では内面的な成功は得られない(人生の課題は解消されない)。
動機には“成長したいから行う”成長動機と
“足りないものを満たすために行う”欠乏動機があります。
私の場合は、足りないものを満たすための欠乏動機でした。
→無名(おちこぼれ)だから有名になりたい。
→お金がないからお金持ちになりたい。
→あいつよりも劣っているから見返してやりたい。
つまり私の動機は私利私欲。
誰もが抱えている普通のことです。
再三いいますが、否定しているわけではなく、それでは心の平穏は得られないということです。
だから、
精神的苦しさから解き放たれること、
コンプレックスを解消すること、
承認欲求・顕示欲から解放されることはなかったのです。
マズローは、足りないものはしっかりと満たすべきと云っています。
足りないのであれば、満たせばいいだけ。
逆に満たさなければ抑圧となり精神的な病になる可能性も示唆しています。
物理的な成功と内面的な成功をあわせ持つことは可能です。
悪いことではありません。
『内面的な成功』を願うのであれば、『物理的な成功』を目指した行動とは違うということです。
自分の本心はどの部分が足りないのか?苦しい(解消したい)のか?に気付く必要があります。
結論:自己実現と願望実現は全く違う

・私の経験を通して、願いを叶える為の『自己実現(願望実現)』は本質的ではなかった
願い自体が『低次の欲求(欠乏動機)』をもとにしていた
・マズローの『自己実現』は自立的である
誰かに満たしてもらう必要がない
物理的な成功を指すのではない
精神(内面)的な成功をいう
・私の経験はマズローの云う『自己実現』とは異なっていた
内面的な成功は遠かった
※マズローが提唱する『自己実現』は難しいので、少しずつ輪郭を説明していきます。
まとめ

・願いを叶えるための願望実現(低次の場合)では満たされないことがある
・マズローの自己実現(自立的)とは異なる
・物理的な成功だけでなく、内面的にも成功することでより良い人生となるでしょう。
※文中には『成功』という言葉が多数使われていますが、適切でない箇所もあります。
分かりやすくするために『成功』という言葉に統一しています。ご了承くださいますようお願いします。
最後までお読みして頂きありがとうございました。
また、めんそ~れ~♪
《参考書籍》
《関連記事》
1.【マズローの欲求】ゼロからプラスへより良い人生
2.【マズローの欲求】心の自立(魂・意識レベルを上げる成長動機)
3.自己実現へ導く高次の知識欲【マズローの欲求】
4.【自己実現の落とし穴】マインド系セミナーより実践心理学
【 ブログを書いている人 】
はいた~い、意識レベルラボを運営している“ひで汰”です。資格:理学療法士および協会指定の認定理学療法士(全体の7%)、介護支援専門員(ケアマネ)
プロフィール:35才(8才のエルサ、1才の食いしん坊かいじゅうの親です)。モットーは「見聞を広める」こと。
実績と挫折:〈年間100冊読書家は波乱万丈でも楽しめる:1日30~70万のビジネスチャンスを捨て沖縄から県外へ〉
私の意識レベル:「パワーかフォースか」の意識レベルを測定してみた
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自己実現へ導く高次の知識欲【マズローの欲求】
【マズローの欲求】心の自立(魂・意識レベルを上げる成長動機)
【マズローの欲求】ゼロからプラスへより良い人生
自己実現へ導く高次の知識欲【マズローの欲求】
【マズローの欲求】心の自立(魂・意識レベルを上げる成長動機)
【マズローの欲求】ゼロからプラスへより良い人生
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